幕末山口の志を現在に活かし,形にします。

弁護士等の紹介

中山修身弁護士

氏名 中山修身

生年月日 昭和30年3月生

ホームページ開設にあたって(令和元年5月)

 令和の御世を迎えたことを期に,このホームページを開設することにいたしました。
 私どもは,昭和61年4月に中山修身が開設した法律事務所を基礎として,平成22年1月1日,弁護士法人中山修身法律事務所を設立し,この法人を中核として弁護士業務を行っています。令和元年5月1日現在在籍しているのは,今﨑光智,額田康孝,濵田隆弘,杉野裕樹,金折伸一郎ですが,元裁判官の石村太郎弁護士とは,中山・石村法律事務所として,協力しています。これまでも,山口県域のあらゆる法律問題に取り組めるように,「ユビキタス」な法律事務所を目指し,平成9年より,所属する弁護士数を増やして参りました。なお,これまで在籍した11名の弁護士が,山口県内外で活躍しています。

 当弁護士法人は,「山口県域の人及び諸団体法人が『各其志ヲ遂ケ』られるための法的支援を総合的に行うこと」を設立の理念として掲げます。これは,近代日本の根本法である五箇条の誓文が,その三条で,「各人の志を遂げる」ことを国是とし,これを現行憲法13条が広く「幸福追求権」として引き継いでいることこそ我国における根本ルールである,と考えるからです。そして,山口県民や諸団体・法人が「志を遂げるべく」自律的に活動し,発展するためにも,他との調和が求められ,それらをコントロールする方法の一つが言語による統制つまり「法の支配」であり,私どもはこれを担っていこうとしています。

 ところで,山口県域では,県内の広域合併が進められた一方,地方分権という名のもとで進みそうな道州制にどう対処するかのほか,全国的にも進行の早い少子高齢化など地域の社会・経済にも様々な課題があるものの,明治維新150年を期に改めて発展しようとする要素が多々あります。私どもは,弁護士に一般的にイメージされている法的問題解決業務のみならず,団体,法人を含む「各人」の権利擁護や事業の推進について,法的なサポートを続ける覚悟です。

 このような設立の理念や目的にご理解を賜り,今後ともご指導,ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。このホームページも,誠に簡単なものですが,より充実した内容を皆様にお届けできるよう,努めて参ります。 
 

今後したいこと(令和6年1月記)

 私は,弁護士会に軸足を置いて社会と関わってきました。今後はもう少し,幅広く,社会的な活動をしてみようと思います。
当面,
  1.  所有者不明の土地建物や空家が近時の社会問題になっています。これについて,平成29年12月に,弁護士・土地家屋調査士・建築士・社会福祉士の皆さんと,(一社)管理権不明不動産対策公共センターを立ち上げ,平成30年度は国の助成金も交付され,より活動をしています。なお,この問題は「孤独死」や「ゴミ屋敷」といった成年後見,地域福祉も関連しています。同社団のホームページはですので,ご覧になってください。
     これまで,森林や農地についての改正が続いていたところ,平成30年・令和元年には,宅地や登記についての新しい制度が作られました。令和2年には土地基本法も改正され「地域」を見据えて,所有者,国や地方公共団体の責任が規定されました。また,令和5年4月1日からは,所有者不明や管理不全の不動産についての新しい管理制度も施行され,これらを使って何ができるのか,ケース処理に役立てたり,(一社)管理権不明不動産対策公共センターにより啓発・研修をすすめます。また,昨年12月には,空家法も大改正されました。
  2.  刑事弁護人,犯罪被害者側代理人,交通事故・労災の加害者・被害者双方の代理人の他,成年後見人等を務めていますと,「人」の「生老病死」に関わります。このような仕事は,弁護士だけでは,どうしようもなく,そのご本人や周辺の人々の「人生」・「心」に関わります。こういうことに伝統的に関わり,その意味では,「プロ」の宗教家(主に仏教者)等と連携すべく模索中です。
  3.  平成5年10月,中国地方弁護士連合会にて,禁治産制度から新しい成年後見制度への移行を求める決議が採択され,私はその提案者でした。現在,成年後見促進法に基づく市・町計画の策定が求められ,山口県内の市町でも,中核的な機関が設立されました。本年も,その運営に協力していきます。
  4.  私は,昭和61年4月,いわゆる「即独」で弁護士になり,約5年間は,山口と萩の裁判所で国選弁護人として,年約60名の被告人の方々に関わりました。令和5年4月1日には,更生保護法人山口県更生保護協会の役員となり,裁判を受けた方々の支援も視野に入れた活動に,端で関わることになりました。これは,新人弁護士時代の恩返しのつもりです。

経歴

昭和42年3月 防府市立大道小学校卒
昭和45年3月 山口大学教育学部附属山口中学校卒
昭和48年3月 山口県立防府高等学校卒
昭和53年3月 東京大学法学部卒
昭和58年9月 司法試験第二次試験合格(38期)
昭和61年4月 弁護士登録(山口県弁護士会)
        中山修身法律事務所(山口市中河原町50番10号)開設
平成16年5月 中山・石村法律事務所に名称変更及び現在地へ事務所移転
平成22年1月 弁護士法人中山修身法律事務所設立

主な公職歴

 弁護士になってから,山口県建設工事紛争審査会委員・会長,山口県地方労働委員会公益委員,山口家庭裁判所委員会委員,山口地方裁判所委員会委員,日本司法支援センター山口地方事務所副所長等を歴任しました。
 現在は,山口県私立学校審議会委員,山口県入札監視委員会委員長,山口地方法務局筆界調査委員,山口家庭裁判所家事調停委員,山口調停協会連合会会長・中国調停協会連合会理事,公益財団法人日本調停協会連合会評議員,社会福祉法人山口県社会福祉協議会・契約締結審査会委員長,同法人・山口県法人成年後見支援センター長,同法人・理事などに就任しています。

主な弁護士会会務歴

平成5年 財団法人法律扶助協会山口県支部事務局長(~平成18年9月)
平成7年 石見法律相談センター運営委員会委員(~平成13年)
平成8年 山口県弁護士会法律相談センター委員会委員長(初代)
平成9年 山口県弁護士会副会長
平成10年 山口県弁護士会高齢者・障害者権利擁護センター委員会委員長(初代)
平成14年 日本弁護士連合会高齢者・障害者の権利に関する委員会副委員長
平成21年 山口県弁護士会副会長
平成22年 山口県弁護士会会長
平成28年 日本弁護士連合会高齢者・障害者権利支援センター委員第5部会長
      なお,この委員は令和5年5月退任
平成29年 山口県弁護士会行政問題対応委員会委員長(~令和5年3月)
平成30年 日本弁護士連合会情報問題対策委員会委員

その他

東大法曹会理事(平成28年~)
学士ホッケークラブ理事
一般社団法人管理権不明不動産対策公共センター理事長(平成29年~)
山口薪能実行委員会委員長(平成19年~)
特定非営利活動法人山口まちづくりセンター監事
公益財団法人毛利報公会理事(平成27年6月~)
更生保護法人山口県更生保護協会監事(令和5年4月~)

新人弁護士活動開始の御挨拶(令和5年1月)

 昭和61年4月に当法律事務所を開設し,平成9年4月に初めて勤務弁護士を迎え,以後,18名が参画し,山口県内外で,独立ないし地方公共団体のインハウスとして,活動してきました。代表の中山は本年68歳となり,弁護士法人の事務所内承継を具体化することにしています。
 その一貫として,次世代を担うべく,昨年末に,田村拓也弁護士と渡邊聡太弁護士を当法人に迎え入れました。二人は,山口高校,徳山高校をそれぞれ卒業し,明治大学ロースクールを経た75期修習生です。執務ぶりは熱意に溢れ,何事に対しても前向きに取り組んでおります。
 そして,平成24年12月に入所し,平成30年4月から山口県のインハウス弁護士として活動していました横澤秀明弁護士が当法人に4月に復帰し,逆に,平成25年に入所して10年間,地道に地域に定着した活動を続けている杉野裕樹弁護士が,山口県のインハウス弁護士に選考され,4月から山口県庁の法務スタッフとして,経験を活かして勤務することになりました。
 これにより,石村太郎弁護士を含め,弁護士8名の体制を維持し,10年以上の経験のある弁護士6名となり,ご依頼を受けたケースに対し,チームでの迅速な対応が,一層可能となっています。今後も,山口県域の多様な法律紛争の予防・解決に一層適正迅速に対処できるように務めてまいります。富海隆社会福祉士とも従来通り協力して,権利擁護を進めます。より具体的な取り組みについては,当法律事務所と中山が理事長を務めます一般社団法人管理権不明不動産対策公共センターhttp://kanriken.comのホームページもご覧いただければ幸いです。
 今後とも,私どもに,皆様方のあたたかいご指導ご鞭撻を賜りますよう,宜しくお願い申し上げます。
 
 
 
 
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